ラットにとって回し車がマストアイテムではない理由と回し車の選び方

「ラットは回さない」なんて意見も多く、回し車を設置していない飼い主さんも多いことでしょう。
なぜ日本でそうなったのかは分かりませんが、世界的に見てみれば設置しない傾向のある理由があります。

Wheel Tail(ホイールテール)とホイールの関係

まず、“Wheel Tail(ホイールテール)”という言葉があります。
これはホイール(回し車)を使用するにつれて、ホイールのカーブに合わせて尻尾(テール)が曲がってしまうという病気です。それに加え、背骨に負担がかかるということから「望ましくは避けるべきなのでは?」という議論が交わされ、疑惑からホイール反対派が増えていきました。

しかし近年、その“Wheel Tail(ホイールテール)”は遺伝的要因が強いということが分かり、最近では「ホイールは背骨に負荷をかけないサイズであれば、ケージを感じさせないほど広くない場合は設置したほうが良いのではないか?」という流れになってきています。
ちなみにその”Wheel Tail(ホイールテール)”はこんな感じのものです。


背に向ってカーブしているものを一般的にそう呼びます。
こういった尻尾のカーブを重点に繁殖した「らくがき尻尾」という品種も存在しています。

日本の住宅は海外に比べたらやはり小さく、存在を感じさせないほど大きいケージを置くというのはなかなか難しいでしょう。たしかに回す回さないという好みはあるでしょうけれども、肥満対策・退屈しのぎのためにも設置しても悪くはないおもちゃであると思います。

どんな回し車がいいの?

さて、ではラットにはどんな回し車がいいのでしょうか?
ラットは成長すると女の子で小さくとも250g、男の子で大きいと800gとも言われています。かなり幅はあるのですが、小さい子であっても30cm幅からのホイールがオススメです。
というのも、小さい頃は80gとゴールデンハムスターよりも小さいかもしれませんが、一二ヶ月であっという間に大きくなります。
すぐにぱんぱんになってしまうので、小さい回し車だと買い換えるはめになります。

ラットは回し車で走る場合、特にテンションが上がってくるとピョンピョンと走ります。


そして、尻尾が長いため巻き込む可能性もあることから、まず回し車の中心に軸の通っていないタイプだということが重要です。
そして、サイドに支えのある回し車も出来るだけ避けるべきです
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こういうものですね。
というのも、尻尾が巻き込まれる可能性が0でないことと、多頭飼いの場合は一匹が回している間に支えと支柱?に首が挟まり、最悪死亡事故が起きてしまうかもしれません。実際、私も多頭飼いを始めた当初はこれを使用していましたが、首が挟まるなどちょくちょく危ない場面があり、買い換えるまでは見ている間以外は使用できないようにしていました。

そしてこれは個体差があるかもしれませんが、うちの子の場合、ホイールの支柱でちょくちょく頭を打っていました。というのも、走りながらあっちこっち向いたりするのでそれでガンガンと…。なので、クッションをつけましたが、望ましくはやっぱり支柱もないようなオープンなものかもしれません。

私のオススメはこの二種類。

サイレントホイール

左の「サイレントホイール」はオープンな作りのため事故はほとんど気にする必要がありません。一つ欠点を言うとするのなら、ホイールは二つのパーツから成っており境目が掃除しずらいということでしょうか?よっぽどの汚れでなければ真ん中のベアリング部分を外し、セスキ水に漬け置いておけば後はさっと流すだけで簡単に掃除することができます。
サイレントホイールは寝心地が良いのか、回し車でわざわざ寝るラット続出のようです。うちの奏くんも寝床としても愛用しています!笑

メタルサイレント

右の「メタルサイレント」は何よりも動きが滑らかです!左の「サイレントホイール」は右の「メタルサイレント」よりも動きが重いので回し車に興味の無い子も回しやすいのでは?

よくこういったメッシュのものだとバンブルフット、趾瘤症(しりゅうしょう)を心配されますが、私はそこまで気にしなくてもいいと思います。
というのも、回し車に限ってはラットが降りたくなったら降りれるものでありますし、もし足の裏が痛くなったら自ら降りるのではと思うからです。
色々と調べた感じではそういった意見は私だけでなく、比較的一定数の飼い主さんが同じ意見です。
実際、奏くんは三ヶ月ほどずっと使っていましたが、足の裏が硬くなったり晴れたりということは全くありませんでした。
ただ、カバーはつけてあげたほうがラットの足には優しいでしょう。

そして、尻尾の巻き込みも0ではないものの使ってみた感じではよっぽど大丈夫そうだと感じました。ただ、あまり登ったり出来ないように工夫は必要ですね。多頭飼いで一匹が上に登り、その間にもう一匹が回し始めてしまったら尻尾の巻き込み事故は起こるかもしれません。
うちは大きくなっても32に買い換えても相変わらず支柱に頭をぶつけていたので、ぶつける子にはクッションをつけてあげてくださいね。

(資料)
MY RAT FRIENDS-The Truth About Rat Wheels
Rat Forum-Wheels, good or bad?
rattit-Do rats use wheels?
rattit-Have your rats had “wheel tail”?
Product Review: Wodent Wheels for Rats